
記事内の特定の場所に飛ぶ「アンカーリンク」をよく見かけるけど、ワードプレスでどうやって設定するのかな?
上記のような疑問にお答えします。
リンクとは、タグを設定したWebページ上の文字列や画像をクリックすることで、別のWebページやファイルに移動する仕組みのことです。
リンクは、Webページを閲覧するユーザーにとって、ページ間の移動を容易にし、Webサイトのコンテンツを理解しやすくする役割を果たしています。また、WebページのSEO(検索エンジン最適化)にも重要な役割を果たしています。
リンクには、以下の種類があります。
- 内部リンク:Webサイト内をリンク
- 外部リンク:Webサイト外をリンク
- アンカーリンク:同ページ内をリンク
- 画像リンク:画像をリンク
- メールリンク:メールアドレスをリンク
- 電話リンク:電話番号をリンク
本記事では、「アンカーリンク」のタグを設定する方法やメリットをご紹介します。
また、アフィリエイトに効果的なアンカーリンクの使い方も記述してみました。
- ワードプレスで「アンカーリンク」のタグを設定したい人
- ユーザビリティを高めたい人
- SEO対策をしたい人
それでは「アンカーリンク」について見ていきましょう。


- ユーザーの利便性向上
- 検索エンジンからの評価向上
- SEO対策としても効果的
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アンカーリンクとは?


アンカーリンク(aタグ)とは、ページ内の特定の部分にリンクを貼る機能です。
リンク先は、そのページ内の任意の部分にすることができます。
アンカーリンク(aタグ)は、href属性やtarget属性と合わせて利用されることが多いタグです。
以下に、アンカーリンクの使い方の具体的な例をいくつか挙げます。
- 長い記事で、目次を表示する
- ページ内の重要な箇所に、リンクを貼ってユーザーの注意を引く
- 関連するページに、リンクを貼ってユーザーの回遊を促す
アンカーリンクをうまく活用することで、ユーザーの満足度を向上させ、サイトのパフォーマンスを高めることができます。
アンカーリンクのサンプル
以下にアンカーリンクのサンプルを表示しました。
試しにボックス内の文字をクリックしてください。
**********
**********
**********
- 見出しA
- リスト
- リスト
- リスト
- 見出しB
- リスト
- リスト
- リスト
上記のように、アンカーリンクを設定した文字をクリックするだけで、記事内の指定した位置に飛ばすことができます。
CSSなどの専門知識がない初心者でも簡単にユーザビリティを上げることができますね。
アンカーリンクの使い方


ワードプレスでアンカーリンクを使う方法は、大きく分けて2つあります。
ビジュアルエディターを使う方法
ビジュアルエディターを使う場合は、以下の手順でアンカーリンクを作成できます。
- 移動先にURLを設定する
- 移動元にSTEP1で設定したURLへ飛ぶリンクを貼る
※STEP2で貼るリンク前には「#」をつけます。
移動先の見出しを選択し、右上の設定→高度な設定へと進みます。
「HTMLアンカー」という項目に任意の単語をスペースなしで入力します。
自分で覚えやすい、かんたんな単語を入れましょう。
次に、移動元のリンクを貼りたい単語を選択し、リンクのアイコンをクリックします。
入力スペースが現れたら、#に続けて、移動先のHTMLアンカーに設定した単語を入力します。
以上で設定完了です。
下書きを保存してプレビューより、リンクが機能するか確認してみましょう。
コードエディターを使う方法
コードエディターを使う場合は、以下の手順でアンカーリンクを作成できます。
- リンク先の部分にカーソルを置く
- コードエディターに以下のコードを記入する
HTMLタグの設定方法
<a href="#リンク先のID">リンク名</a>
アンカーリンクはSEOにも効果的


アンカーリンクがSEOに効果的な理由は、以下の3つです。
ユーザーの利便性向上
アンカーリンクは、ユーザーがWebページを閲覧する際に、関連する情報を簡単に見つけられるようにする効果があります。そのため、ユーザーの利便性が向上し、サイトの滞在時間が長くなるためSEOに効果的です。
検索エンジンからの評価向上
検索エンジンのクローラーは、アンカーテキストの内容からリンク先のページの内容を推測します。
そのため、アンカーテキストとリンク先のページの内容が一致していると、検索エンジンからの評価が高まりSEOに効果的です。
内部リンクの充実
アンカーリンクは、同じWebサイト内のページを相互にリンクさせることで、Webサイトの内部リンクを充実させることができます。
内部リンクが充実していると、クローラーがWebサイト内のコンテンツを理解しやすくなるためSEOに効果的です。
具体的には、以下の点に注意してアンカーリンクを設置することで、SEO効果を高めることができます。
- アンカーテキストとリンク先のページの内容を一致させる
アンカーテキストとリンク先のページの内容が一致していると、検索エンジンからの評価が高まります。
- 関連性の高いページにリンクする
関連性の高いページにリンクすることで、ユーザーの利便性が向上し、サイトの滞在時間が長くなるなどの結果につながります。
- 適切な場所にリンクする
コンテンツの流れに沿って適切な場所にリンクすることで、ユーザーが自然にリンクをクリックしやすくなります。
- 過剰にリンクを設置しない
過剰にリンクを設置すると、ユーザーの利便性が損なわれる可能性があります。
アンカーリンクを適切に設置することで、SEO効果を高め、Webサイトの検索順位を向上させることができます。
アンカーリンクは、Googleの掲げる10の事実の『ユーザーの利便性を第一に考える』という文章からも、SEOに効果的だと考えられています。
アンカーリンクの注意点


アンカーリンクは以下のポイントに注意の上、使うことが大切です。
- リンク先のIDは、ページ内の他の要素と重複しないようにする
- リンク名は、リンク先の内容をわかりやすく表現する
アフィリエイトにも効果的


アフィリエイトは、ページ内の広告から成果につながると報酬が支払われるシステムです。
でも、売りたい気持ちが強すぎていきなり広告を貼ってしまうと、ユーザーに不信感をもたれる恐れがあります。
では、どうしたら良いのかというと、「アンカーリンク」を使います。
アフィリエイトではCTAボタンに誘導するためのワンクッションとして「アンカーリンク」を使うと効果的です。
CTAとは「Call To Action」の略であり、日本語では「行動喚起」と訳されます。
最終的なゴールであるCTAボタンはページ後方に設置しておくのが一般的ですが、最後まで読んでもらえなければ成果には繋がりません。
そこで、はじめからCTAへ飛ばす「アンカーリンク」を貼っておくと、自然な流れで成果に結びつく可能性がアップします♪
まとめ:SEO対策をしよう
今回は「アンカーリンク」の設定方法を解説しました。
最後に、設定方法をおさらいしておきましょう。
- 移動先にURLを設定する
- 移動元にSTEP1で設定したURLへ飛ぶリンクを貼る
※STEP2で貼るリンク前には「#」をつけます。
アンカーリンクは、ワードプレスでコンテンツをよりわかりやすく、ユーザーにとって使いやすいものにするために役立つ機能です。TOPに戻るといった使い方も可能です。
ぜひ、今回ご説明した内容を参考に活用してみてください。


Googleが掲げる10の事実
Google がこの「10 の事実」を策定したのは、会社設立から数年後のことでした。Google は随時このリストを見直し、事実に変わりがないかどうかを確認しています。Google は、これらが事実であることを願い、常にこのとおりであるよう努めています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
Google は検索を行う会社です。検索問題を解決することだけに焦点を置いた世界最大級の研究グループを有する Google は、自分たちにできることが何か、それをもっとうまくやるにはどうすればいいかを知っています。複雑な問題も反復に反復を重ねて解決し、すでに膨大なユーザーが情報をすばやくシームレスに検索できているサービスに対しても、絶え間ない改善を続けています。検索分野で培った技術は、Gmail、Google マップなどの新しいサービスにも応用されています。Google では、他の分野でも検索技術を活用することで、ユーザーが生活のあらゆる面においてさまざまな情報にアクセスして利用できるよう努力を続けています。
3. 遅いより速いほうがいい。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。Google が新しいサービスをリリースするときには、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザの Google Chrome をリリースするときも同じです。今後も、さらなるスピードアップを目指して努力を続けていきます。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。Google は、モバイル サービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。スマートフォンから Google 検索にさまざまな方法でアクセスできるだけでなく、メールを読んだり、カレンダーでイベントを確認したり、動画を見たりなど、世界中のあちこちからスマートフォンをさまざまな用途に使えるようになりました。また、無料のオープンソース モバイル プラットフォームである Android では、さらに画期的な革新をモバイル ユーザーに提供したいと考えています。Android は、インターネットの土台にあるオープン性をモバイルの世界にもたらすものです。Android によって、ユーザーの選択肢が広がり、先進のモバイル体験が可能となるだけでなく、携帯通信事業者、メーカー、デベロッパーにとっては、新たな収益機会が生まれます。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
Google は営利企業です。企業に検索テクノロジーを提供することと、Google のサイトやその他のウェブサイトに有料広告を掲載することで収益を得ています。世界中の数多くの広告主が AdWords で商品を宣伝し、数多くのサイト運営者が Google の AdSense プログラムでサイトのコンテンツに関連する広告を配信しています。広告主だけでなく、すべてのユーザーの皆さんにご満足いただくため、Google では広告プログラムとその実践について次のような基本理念を掲げています。
- 検索結果ページには、その内容と関連性のない広告の掲載は認めません。Google は、広告というものはユーザーが必要としている情報と関連性がある場合にのみ役立つと考えています。そのため、検索結果ページに広告がまったく表示されない場合もあります。
- 派手な広告でなくても効果は上げられると Google は考えています。ポップアップ広告は邪魔になってユーザーが見たいコンテンツを自由に見られないので、Google では許可していません。Google は、閲覧しているユーザーに関連性のあるテキスト広告のほうが、ランダムに掲載される広告よりずっとクリック率が高いことに着目しました。企業の規模には関係なく、あらゆる広告主がこのターゲット広告を利用できます。
- Google が掲載する広告には、スポンサーによる広告リンク(スポンサーリンク)であることを必ず明記しているため、検索結果の完全性が損なわれません。Google が検索結果のランクに手を加えてパートナー サイトの順位を高めるようなことは絶対にありません。PageRank は、お金で買うことはできません。Google のユーザーは Google の客観性を信頼しているのであり、その信頼を損なって短期的に収益が増加しても意味がないのです。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
Google が他のどの検索サービスよりも多い HTML ページのインデックス登録に成功した後、Google のエンジニアたちは、簡単には検索できない情報に目を向けました。その一部は、電話番号や住所、事業別ディレクトリなどで、新しいデータベースを統合するだけで検索可能になりました。しかし、中にはもっと工夫が必要なものもありました。たとえば、ニュース アーカイブ、特許、学術誌、数十億枚の画像や数百万冊の書籍を検索する機能です。Google の研究者たちは、今後も世界中のあらゆる情報を検索ユーザーに提供するために開発を続けていきます。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
Google の創業地はカリフォルニアですが、全世界のユーザーにすべての言語で情報へのアクセスを提供することを目標としています。そのため、60 以上の国にオフィスを構え、180 を超えるインターネット ドメインを有し、検索結果の半分以上を米国外のユーザーに提供しています。Google の検索インターフェースは 130 を超える言語で利用でき、検索結果を自国語のコンテンツのみに制限できる機能もあります。さらに Google では、その他のアプリケーションやサービスについても、できるだけ多くの言語と利用しやすいフォーマットで提供することを目標としています。Google の翻訳ツールを使用すれば、自分の知らない言語で書かれた地球の反対側のコンテンツも読むことができます。こうしたツールやボランティア翻訳者の力を借りて、世界中のさまざまな国や地域に対し、サービスの多様性と品質を大幅に向上させることができました。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
Google の共同創設者は、仕事は挑戦に満ちていなければいけない、挑戦は楽しくなければいけないという考えで会社を作りました。適切な企業文化があるほうが、創造性のある優秀な成果が上がりやすくなると Google は考えています。企業文化とは、ラバランプやバランスボールのことだけではありません。チームで目標を達成することや、個人の業績に対する誇りが会社全体の成功につながるということを強調しています。Google は社員を厚く信頼しています。Google の社員たちはさまざまなバックグラウンドを持ち、エネルギーと情熱をほとばしらせながら、仕事、遊び、人生に独創的にアプローチしています。打ち解けた雰囲気の中、カフェ、チーム ミーティング、ジムなどで生まれた新しいアイデアは、またたく間に意見交換が進み、試行錯誤を経て、すぐに形になります。こうしたアイデアが、世界展開を視野に入れた新しいプロジェクトの出発点になることもあるかもしれません。
10. 「すばらしい」では足りない。
Google にとって一番であることはゴールではなく、出発点に過ぎません。Google では、まだ達成できないとわかっていることを目標に設定します。そうすることで、目標達成に向けて全力を尽くし、期待以上の成果を残せるからです。Google は、技術革新を繰り返し、機能性の高いサービスに対して、さらに期待を上回る改良を加えています。たとえば、正しいスペルの単語を入力したときに正常に検索されるのを見たあるエンジニアは、スペルが間違っているときの処理方法について改善の余地を見出し、直感的で役に立つスペル チェッカーを開発しました。
たとえユーザーが自分の探すものを正確に把握していなくても、ウェブで答えを探すこと自体はユーザーの問題ではなく Google の問題です。Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。たとえば、Gmail を始めたときには、当時のどのメールサービスよりも多くの保存容量を提供しました。今考えると当たり前のサービスですが、そう思えるのは、現在 Google のメール容量が新たなスタンダードになっているからです。このような変化をもたらすのが Google の望みであり、新たな一歩を踏み出す方向を Google は常に探しています。つまり、現状に満足しないことが Google のすべての原動力となっているのです。
引用:Googleが掲げる10の事実