「なるへそ」は、一昔前の日本で流行った言葉です。令和を生きる若者の中には「なるへそ」って何?死語じゃないの?と思う人も多いでしょう。
そこで本記事では、「なるへそ」は死語なのか?くわしく解説していきます。
「なるへそ」は死語なの?
「なるへそ」は、死語とは言い切れません。しかし、近年では使われることが少なくなっている傾向にあります。
「なるへそ」は、1970年代から使われ始めた比較的新しい言葉です。しかし、近年では「なるほど」や「へぇ」などの言葉が一般的に使われるようになり、「なるへそ」と言う機会が減っています。
また、「なるへそ」はカジュアルな表現であるため、目上の人やかしこまった場面では避けられる傾向にあります。そのため、若い世代では「なるへそ」を使うことが少なくなっていると考えられます。
ただし、日常会話では依然としてよく使われている言葉であり、死語とは言い切れません。また、方言としても使われており、福井県敦賀市や福岡県朝倉郡では今でもよく使われています。
「なるへそ」を使うかどうかは、場面や相手によって判断するとよいでしょう。
「なるへそ」の意味とは?
「なるへそ」は、日本語の擬声語で、「なるほど」の意味を表す言葉です。
語源は、火床(ほど)の「ほど」を「へそ」に言い換えたものと考えられています。火床は、いろりの中央にあるくぼんだ部分で、へその形に似ていることから、このようになったと考えられます。
「なるへそ」は、1970年代から使われ始めたとされており、現在では日常会話でもよく使われるようになりました。
「なるへそ」の使い方としては、相手の話の内容を理解したときに、「なるほど」という感想を表す際に使われます。また、相手の話の内容が意外だったときに、驚きを表す際にも使われることがあります。
例えば、以下のような場面で使うことができます。
- 友人が新しいことを教えてくれたとき
- テレビで興味深いニュースを見たとき
- 誰かが面白いことを言ったとき
「なるへそ」の例文
以下に「なるへそ」の例文をご紹介します。
- 友人が新しいことを教えてくれたとき
友人:最近、宇宙旅行ができるようになって、すごいよね。
あなた:なるへそ!
- テレビで興味深いニュースを見たとき
あなた:あのニュース、なるへそだったよね。
友人:うん、本当にそうだよね。
- 誰かが面白いことを言ったとき
あなた:その話、なるへそ!
友人:ありがとう。
また、「なるへそ」は、驚きを表現するときにも使うことができます。
あなた:まさか、あの人が結婚するなんて、なるへそ!
「なるへそ」は、カジュアルな表現ですので、目上の人やかしこまった場面では避けた方がよいでしょう。
まとめ
「なるへそ」は、日常会話でよく使われる言葉です。しかし、カジュアルな表現ですので、場面や相手によって使い分けましょう。